多汗症の薬
薬によって多汗症を抑える治療もあります。
多汗症には抗コリン剤と言われる薬が多く使用され、この抗コリン剤はアセチルコリン(発汗を促す物質)を抑制する効果があります。多汗症以外でも鎮痛薬としても使用される薬剤です。
抗コリン剤は発汗を促す物質を直接抑制するという即効性という点では漢方薬より効果が高いようです。
ただし一方で薬剤ですので当然副作用もあります。
抗コリン剤は多汗症の部位のアセチルコリンの分泌を抑えるだけでなく、その作用は全身にわたります。
ですので副作用として、尿の出が悪くなるなどの排尿障害のほか、のどや目の渇きといった副作用も引き起こされる場合もあります。
さらに多汗症の根本的な治療にはならないという面もあります。
いわゆる対処療法的に使用されますので効果があったとしても今度は薬が手離せなくなり服用期間が長くなる、結果として今度は副作用に悩まされるようになるという事が心配されます。
抗コリン剤とは別に自律神経のバランスを整える薬なども併用して使われる場合もあります。こちらはストレスや不安・緊張などの精神的な原因による多汗症に効果的なようです。
また、発汗作用を抑える塗り薬として塩化アルミニウムを成分とした塗り薬も最近では多く使われるようになりました。一度効果が現れると1週間程度発汗が抑えられるということで使用する人も多いのですが、人によっては痒みやかぶれがでる場合もあります。
どちらにせよ自分の多汗症の症状や体質にあった薬を選ぶことが大事になります。専門医に診断して処方をしてもらうのは当然ですが、副作用についても十分な知識をもって服用する必要があると思います。